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9 急落場面での処理方法

2020 3/29

いくつか銘柄をもち、全体の相場が一気に急落した。そんな経験をしたことは何回かあるでしょう。どうして切り抜けますか?最近では2003年の10月21日、今年の2004年の5月11日、5月17日とアッという間に下落しました。信用取引を活発にしている投資家にとって悪夢のような急落でした。そういう場合でも、ここで説明してきた通り現金に余裕をもって、常に全額を投資していなければ、危機を突破できる。どうすれば可能かについて説明してみる。

 例えば、1000万円で5銘柄を目いっぱい買っていたとしよう。そして、一気の急落がきた。そこで、自分が最も期待している銘柄(ナンピンをかけられるような好業績、好材料株でなければだめ)を1銘柄だけ残して後は大胆に全部売却する。損の前倒しをするわけだ。その結果、損失分250万円、1銘柄の投資額200万円で残りの資金が550万円回収した。この回収資金で1銘柄を追うのである。

 実例を挙げる。2003年10月21日の暴落で11月19日まで日経平均は13.6%下落した。その当時、筆者はジャスダックのアーク(7873)を推奨していた。推奨しはじめたのが6700円台であった。その後、7000円台を超すところまで上げたのだが、この急落の流れをまともに食らって、毎日下落し、6500円を割れ、6000円も割れ、ついに、5500円まで下落した。このとき、一貫して突っ込み場面はでは買い推奨を続けた。その結果、一部の投資家の方々から問い合わせがあり、そのたびに買い推奨の理由を説明し、それで納得いただいてナンピンをかける方々も目立ち、概ね、投資家は6400円程度の平均コストまで下げられた。好業績、分割含みなどの株高要因があるため、一貫してこの銘柄だけは残して、他の銘柄を処分して集中させなさいといい続けてきた。それを忠実に守っていた方々は翌年の1月からアークは上昇相場に転じてついに、8000円台まで上げる結果となった。そして、1→2株の分割の権利落ち後に4980円まで買われて事実上9960円まで買われたことになる。

 このように、急落場面では全部売却して殻の中に閉じこもって嵐が去るまで何もしないことが望ましいが、なかなかできるものではない。したがって、1銘柄だけを残して、その銘柄だけを追いかける作戦に転換し、その銘柄の戻りで取るという作戦にするのだ。その間、決してほかの銘柄がよさそうと思って浮気をしない。また、急落相場ではあわてて少し下がったところでの買いもしてはならない。ここまで下落するのかというようなところまで下落するものであり、じつくりひきつけて買いを入れることである。

 幸い下値に届いて戻りだした場合には一番高い買いからはずしていくこと。その売却資金も別の銘柄を買わないで、もう一回、揺り戻しの下落のときのために、置いておくのである。ドンドン買いコストを下げていくのである。そして、本格的な戻り相場が到来して大きく利食いを仕掛けるのだ。

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